三枝豆店の創業は明治36年(1903年)

初代は小豆やエンドウの先物取引で成功し、それを活かして煎り豆、塩えんどう、大豆の砂糖がけ、はじけ豆など数多くの豆菓子を作り、豆屋としても成功を収めました。

大正末期になると当時の甲府の台所「甲府桜座百貨市場」が近くにでき、そこにも出店していました。その頃使われていたのがこの包装紙↓↓↓

【大正時代の包装紙】

大正時代に作られた三枝豆店の包装紙です。
「IRIMAME WAYOKASHI」とローマ字で書かれ、「甲府名物 江戸おこしに煎り豆  さくら町」という言葉を下敷にした粋な都都逸。
さぞかしハイカラなお店だったんでしょう。
※今でも本店に飾っています。

【二・二六事件の日に焼失】

昭和11年、二・二六事件のちょうどその日、当時の本店が全焼してしまいました。しかしその年の内に、このコンクリートの建物で再建。

「御祝」の酒樽や花輪でにぎやかな開店祝いの日でした。

【昭和20年代】

終戦後、しばらくは焼け野原だった中央商店街も活気を取り戻し、多くの買い物客で連日賑わっていました。手前に見えるアイスのケースも懐かしいですね。

【昭和30年代】

私(社長)の母の若かりし頃の写真です。(今も本店のカンバン娘です!)
店頭に豆を並べ、量り売りをしていた頃ですね。
おつまみ珍味の販売も始めた頃でした。

現在の三枝豆店

現在は本店、オギノリバーシティ店、イトーヨーカ堂甲府昭和店の3店。
お店には1000種類の豆菓子、駄菓子、京菓子、珍味、おつまみがいっぱい。
ぜひ、お気に入りの逸品を探してください。